丹波通信1301 彼岸花の不思議
今年は彼岸花が咲くのが遅かったですね。不思議と彼岸花はどんなに暑い夏であっても、寒い夏であっても、きちんとお彼岸に咲きますね(^.^)ホンマに不思議に思います。処が…今年は5日から7日ほどは遅い…と実感します。29日でも沢山咲いています。例年なら29日は汚く萎れている頃です。そう思っていたら29日に何名かがSNSで同じ事を言っていました。「今年は彼岸花が咲くのが遅かった様に思います」…と。
彼岸花の不思議ですが…もう一つ不思議に思う事が無いですか?何故、彼岸花は田んぼの中に咲かずに、畦(あぜ)に列を作って咲くのか?都会の方は解らないでしょ〜。私は丹波篠山に移住して24年です。人生で一番長く住んだ地域です。実家は西宮の瓦木でした。そこに住んだのは22年間です。瓦木地区は彼岸花は全く咲かなかったです。
あれは昔のお百姓さんが植えていたんです。自然では無いのです。一般的に彼岸花は毒がある…と思われています。それは正解です。鱗茎は長時間水にさらすと毒が抜けて食用になります。デンプンの塊なんです。だから昔は冷害で稲が不作の時の非常食として人為的に植えていたんですね。実際に第二次世界大戦の時には食用になったそうです。葉はノビルやアサツキに似ているから誤食される事がある様ですが、激しい下痢、食中毒、酷い時は亡くなる事もあります。ま、今の人は食べないと思いますがね…。
かなり昔の『丹波通信』に六甲アイランドで彼岸花は見ない…と書いたら、親切な読者さんからお手紙を頂き、「郵便局の前で咲いてますよ!」と教えてくださいました。スグに見に行きましたが、本当に数本咲いてましたね。感激しました。リックは西神がまだ山だった時に削って須磨のベルトコンベアーまで運んで埋め立てたから鱗茎が混じったのかも…と思います。か、郵便局の方が鱗茎を植えたのかもしれませんね。全く関係無い事ですが…兄1りくは、リックのりく。兄2あいは、アイランドのあい。娘らんはアイランドのらんです(^.^)古くから丹波通信を愛読してくださっている方はご存知いただいていますが、最近の読者さんは当然、ご存知無いですもんね。
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