丹波通信1227 お見舞い
父は私が12歳、小6の時に精神疾患になり…その時の父の年齢は40歳でした。その後入退院を繰り返し、52歳からは完全な入院生活になりました。今年2月に84歳になりました。私には兄弟が無く「15歳から天涯孤独」と言って来たので父も早くに他界している…と、時々思われる事もありますが、32年間ずっと入院中なんです。
精神疾患ですし、年齢が年齢だけに1年振りに家族4人でお見舞いに行って話しかけても微動だにしません。イヨイヨ解らなくなったのか~?ホンの2ヶ月前に私独りで来た時は結構会話が出来たのに…。と思いました。私が思うくらいですから、妻と兄①兄②は、もっとそう思った様です。私「こんにちは」「こんにちは。解る?」を何度も言いましたね。「あけましておめでとうございます」 父「……」 私「ランは勉強で残念ながら来れないねん」 父は娘が大変かわいいみたいなんです。父「…ラン、来られへんの…」お~!父「あけましておめでとうございます」お~!
妻と兄①兄②も驚いてました。私「解ったん?」兄①を指さして「りく」兄②を指さして「あい」妻を指さして「らん」妻、兄①兄②大爆笑。父は微笑んでました(笑) で、少しずつ会話が出来る様になりました。私「いつも、あまりしゃべらへんのやろ…。少しは誰かとお話をしたり、沢山笑ったら元気でおれるで…」 父「あ~」ふと、兄①を見ると、どことなくドクターが患者を診ている目の様で、私が父に言った事に頷いてました。頼もしくなったもんです。
1時間程滞在して帰宅しました。妻以外の3人で、めっちゃ旨い地鶏鍋を囲んで飲みました。酔った私は財布に入っている新札を全て3人に振る舞ったのでした(^^ゞ
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