丹波通信1100 兄②の大学入試後日談

 今から思うと入試の帰路の車中での吐露…ボソッと「落ちたら浪人して医学部も受験するかも…」 が彼の本音だったかも知れません。本当は医学部も行きたかった…。しかし学力が及ばないのと、本当に『人間は駄目やけど、動物は好き』の、ない交ぜ、葛藤があったのかと…。兄①より頭二つ出る、良い頭をしている兄②は中1から『ヤランでも自分は出来る』 と勉強をナメてました。殆ど勉強してません。高1でボクシング辞めて受験モードに入った兄①を見ても無関心でした。

 しかし、あれだけ勉強した兄①が次々入試に落ち、最後に駄目もとで出願した近大医学部後期…1072人受験9人合格…。そして私の「金は何とかするから近大に行け!」で、兄①が渋々近大に入学してから、漸くエンジンが掛かった様です。それ迄『千葉大学農学部でバイオをやる』 と言うのも、鳥大合格の後に本音をチラリ「あの頃の成績なら、それしか言えなかった」

 矢張、子供の頃からの特徴が出ました。兄①は天才で無い事を小学より自覚してました。だから、コツコツしました。中学受験前も大学受験前も。そして兄②を遥かに超えた存在に成長しました。もう、高3になると『自信の塊』になっていました。ただ…これも幼少からの特徴…ケアレスミス多発(-.-;) 対して兄②は天才型。中学受験も軽く流し、バタビア合格の時に「嬉しく無いんか?」と聞いても 兄②「お兄ちゃんが受かったんやから受かると思ってた」で、中学迄はやらなくても何とかなっていたみたいです。

 しかし高校は甘くありません。成績はドン底。兄①②とも特進クラスでしたが兄①は特進クラスのトップにズッと居ましたが兄②は下のクラスにも負けてました。で5月からの本気。予備校も4校変わりました。年末から新年4日迄は自ら志願してホテルに缶詰で勉強しました。短期集中型。終わってみたらセンターの得点は兄①に迫る点数。二次は85%以上の得点だったと思います。月並みですが、絶対に最後まであきらめたらあきません!

丹波通信

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