丹波通信977 子育ての難しさと楽しさ

田舎で伸び伸び子育てしよう…と思って子供が産まれる前から土地探しをしていました。3年程かけて方々探して落ち着いたのが、兵庫県の丹波篠山でした。丹波は京都府にもあるのです。そうして800坪の土地を購入してログハウスを建てました。畑もしたし果物も沢山栽培しました。

ログハウス完成の翌日、兄①が産まれ、テレビを捨てました。子供が1歳頃より、毎日私が絵本を読んで聞かせました。毎週図書館に行き絵本を借りました。今でこそ篠山の図書館は人でイッパイですが17年前は図書館には常に2~3組の親子しか来てませんでした。私が最も頻繁に行っていたと思います。子供が4歳頃より机に座らせてプリントを1日1枚させました。毎日必ずしました。机に着く…と言う習慣をつけました。机に着くのは1年で10分ずつ増やしました。だから小学校入学時には1時間程は勉強する様になりました。兄①から自然と始めたので兄②も娘も、何疑う事も無くひとつの長いテーブルに並んで勉強しました。

その代わり勉強以外の時間は外で朝から暗くなる迄一緒に遊びました。庭でカクレンボ、鬼ごっこ。野球・サッカー。川に入って魚やイモリ・カエル・エビを捕りました。セミやトンボ・クワガタを捕り蝶々を追いかけました。夜はホタルを見に行き花火をしてテントを立てて寝たり。

夜、食事をした後は子供3人とお風呂に入ってから和室でトランプしたり双六したり、子供の雑誌の付録で遊びました。しかし、これも彼らが小学生迄でしたね。次第に子供達は忙しくなり、私との距離はドンドン広がって行きました。現在最も距離が近いのは娘です。おそらく中学入学から1年半、一人暮らししたので家族と言うものを見つめ直す時間が持てたからだと思います。私「お兄ぃが大学から家に居らん様になったら寂しいやろ~」 娘「そりゃ寂しいゎ~」 (前は、こういう風には決して言わなかった)

丹波通信

中嶋祥人の丹波通信 トップセールスマンの歯に衣着せぬ物言いで人気のコラムをHPでも発信中

0コメント

  • 1000 / 1000