丹波通信967 今日の一言Ⅱ
花は毎年、同じように咲くが、生まれる者、死ぬ者がいてそれを愛でる人間は年とともに変わる。人の世の移り変わりのはかなさを言う。
方丈記みたいな諺ですね。
ゆく河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。よどみに浮かぶうたかたは、かつ消え、かつ結びて、久しくとどまりたる例なし。世の中にある、人と栖(すみか)と、またかくのごとし。たましきの都のうちに、棟を並べ、甍を争へる、高き、いやしき人の住まひは、世々を経て、尽きせぬ物なれど、これをまことかと尋ぬれば、昔ありし家ありし家はまれなり。
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