丹波通信942 剛(つよし)

 剛との出会いは7年前です。私は住宅展示場に行くのが好きで、子供が小さい時はお正月などによく行きました。すると…その後ハウスメーカーの営業マンから、よ~く電話が入るんですよね~。剛も、そんな一人でした。剛は決まっていつも夜の9時に電話をして来ました。「中嶋さんですか?一度ウチの展示場にお越し下さい」 私「ありがとうございます。ただ…お正月に子供達と見学に行っただけなんで家は建てません」

しかし剛は新入社員です。決まって夜の9時に電話をして来ます。「中嶋さん、〇〇ハウスのGです。今度の日曜日に一度、現地に来て下さいませんか?」 私「前にも言ったけど…家は建てませんよ…」 剛「結構です。しかし、是非お越し下さい」 私「行けたら行きますわ」で、私はある日、夕方に時間が空いたので行ってみました。  

「中嶋です」(普通「行けたら行きますワ」は断り文句ですが、私はウソが嫌いなのでこう言った時は必ず行きます!)

剛「あ~、ありがとうございます\(^O^)/中嶋さん!」で…一階は、ここが、こうで…お風呂はこうで…、二階は、ここが、こうで…と、丁寧に説明してくれました。「君なぁ。そんな説明ではアカンなぁ。こう言う場合は、こぅ言って、こう言う場合はこぅ言うんやで。しかも君の説明では〇〇が全く解らんなあ」 剛「あの~中嶋さんって何者なんですか?」 私「あ~、私は今は生命保険会社に勤めてるけど、前は不動産会社勤務やったんや」 剛「そうなんですか~(^^;」

私「君なぁ、ちょっと手帳を見せてみぃ」 剛「は~」と言って見せました。「…君!凄いなぁ!これって先輩や、本で読んだ事を書いてるやろ!?」 剛「はい」 私「君、幾つや?」 剛「23歳です」 私「家は売ったか?」 剛「まだまだ全然です…」 私「よし!ワシがトップセールスマンにしたる!」 剛「…よ・よろしく…お願いします…(^^;」

丹波通信

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