丹波通信823 2000年頃 恐い話
田舎に住んでいると恐ろしい事もあります。一番恐いのは寄付。年に何回も3000円、5000円と言われます。新参者はどうしても断れません。「みんなしてる事やにー。」と言われたら終わりですから…。神社の当番、不動尊の当番、夏の草刈り、道端のゴミ拾い、月1度の集会。どれをブッチ(不参加)しても必ず罰金をとられます。集会は毎月24日の6時から、と決まっていて私が参加できる訳がありません。
急に訪れる獅子舞。初めて来た時はまだ長男も1歳だったので、頭をかぶられ大泣き。勝手に来ておいて、強制的に寄付を要求。数千円払わされました。翌年も現れ、その時は3件隣の家に入っていくのを妻が発見し、あわてて子供2人を車に縛りつけ、逃げる様に家を後にしたそうです。これには笑いました。(はっきり言って、妻は縁起物より守銭奴です。)
昔、長男が初めて家の中で歩き出した次の日、お向いの方に「お兄ちゃん、歩ける様になったね。」と言われました。私も妻も「どこから見てたんやろ、一瞬の事やったのに。」とゾーっとしました。又、近所の人は私の年収を知っています。「何で知ってんねんやろ?恐ろしい…。」
3年前の正月、夜中12時から朝6時まで不動尊の当番が運悪く当ってしまいました。当番の時は酒だけは飲み放題だったので調子に乗ってベロンベロンになってしまいました。その日の当番は、私含め男3人だけだったのに、それ以降事あるごとに「中嶋さんのご主人、よう飲みはるそうやなぁ。」と家内は言われるそうです。村中の人から…。「あ~あ、恐ろしい、恐ろしい。」
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