丹波通信519 父のお見舞い
私の父は私が24歳、父が52歳の時から神戸市北区の精神病院に入院しています。 かれこれ23年です。 それは私が社会に出た年と同じ年です。 しかし発病は私が12歳で父は40歳と言う若さでした。その後入退院を繰り返し、退院して在宅の時は、全て身の回りの事は私がしていました。
父は私が生まれる前からギャンブルに明け暮れ、家を空ける事もしばしば。農業をしていた頃は、例えばホウレン草が豊作・・・と、かってに仮定して収穫前に空売りしてその代金を家に入れる事も無くギャンブルにつぎ込んでいました。西宮の土地もギャンブルの穴埋めに坪5000円なんかで売り飛ばしていたそうです。幾ら昔の事と言ってもかなりの叩き売りだと母がこぼしていたものです。私は殆ど構って貰わずにタマに淡路島へ釣りに行く約束をしても、当日の朝にドタキャンされました(T_T)
先日はお盆に家族全員でお墓参りをしました。仏壇は毎日朝夕キチンと参っています。変な言い方ですが先祖供養と同じくらい、こんな親でも大切にせなアカンと思っています。 もぅ75歳です。実は今もお見舞いに来ています。
相変わらず自分の事ばかり言っています。口を開くと自分が売り飛ばした土地が幾らだった?とか古い話ばかりします。ええ加減嫌になります。
しかしまたまた変な言い方ですが・・・もぅ余り長く無い人生で、亡くなるとご先祖様ですし。 幾ら建設的な話が出来なかろうと、我儘言ったり自分の事ばかり言って、娘に「おじいちゃんのお見舞いなんて行きたく無いし。」と言われようと私だけでも月に一度は顔を見に行かないといけないんです。
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