丹波通信1332 兄②の催眠術療法
5月から趣味のリモート会議やら、パソコンは兄②の部屋でしてる。兄②の部屋も勉強の本しか無いから全く面白みも無い。しかし、片付いてるから心地好いわ。さっき、この名刺が机の棚にあった。今まで気付かなかった。それ程、人の机は触らない親。詮索も干渉も強制もしない。彼女を紹介されても、進路の方向を言われても「ええやん」ま、「そんなもん!あっかい!」(アカンやろの意味)とは言わないな。
兄②は小学生迄はホンマに天才やった。兄①が必死に勉強して京都共栄学園バタビアコース理数(特進)に入ったのに、殆ど勉強らしい事をしなくても上位入学→ずっと学年トップクラス。テニス部では部長になるし楽しそうにしていたし、全く心配しないでほっといた。『ま~こいつは大丈夫やわ(笑)』高2の終わり頃やったか、理系か文系に進路決めないとアカン…と言う時に聞いた。「どうすんねん?弁護士になるんやろ?」兄②「いや~どう考えても理系やわ…」私「そうなんか、ならそうせいや」で、ほっといた。高3、本人の予定どおり理系クラスに行ったみたい。で、5月「先月、模試あったやろ?見せろよ…」と、呑気に言った。(ま、トップやろし笑っ)で、兄②から渡された。ん?何やこれ?ん?お前の成績?ん?何が起こったか解らへん…。特進クラスに居ながら、下のクラスの奴等より成績悪いやん…。「なに~~!何じゃ!この成績は!お前!今まで何しとったんや!」
私の執拗な叱責で無言で涙を流す流す。兄②に先日高松で彼女の前でも言われたけど…「兄はお父さんに反論してたけど、ワシは絶対に出来なかった…今でも怖いもん…」だから、この時は恐ろしくて恐ろしくて…やったと思う。勉強の事で叱ったのは、この時だけかな?で、兄①にも娘にも叱った事は無い。それからの兄②は、かなり暗くなった。で、私がパニック障害で支社長に紹介された、ここに行かせたんやわ。私「兄②連れて行け!ワシが言ってもビビるだけやから、お前が無理やりでも連れて行け!多分、あいつには合ってると思う」(費用は、まあまあ高い)←こんな事に金を使わな、いつ使うねん! 以降、こんな会話になったそう。妻「お父さん、パニック障害でここに行って良かったそうやわ…行こう!」兄②「ボクはうつ病ちゃうから、そんな所行かないわ!」妻「お母さんも若い頃、こことは違うけど行っててん…良かったから行こう?」無理やり連れて行ったそうです。ここは4回コース。1回90分くらいでしたね。催眠術も掛けられますが、ヒアリングが兄②に良い…と考えたんです。で…2回目は兄②から「行って来るわ…」と言って自分で電車で元町まで通ったそう。そこから明るさを戻して行き、高3の10月、センター模試900点満点中605点。5月は500点やったんですわ。私「よく上げたな!春は千葉大学の農学部行く…って訳の解らん事言ってたけど…ホンマは医学部に行きたいんやろ?」兄②「いや…ボクは人間は診れないわ。獣医師になりたい…」私「なら、1番入りやすいのは鳥取大学やないか。センター750点は取らなアカン!やれるんか?」兄②「うん…」
で、バタビアで三者面談があり、私が兄②と行きました。担任「兄②くんは、千葉大学ですね」私「鳥取大学の獣医にします」担任「え!?それは…本気ですか?」私、兄②を見て…「そうやろ?」兄②「うん…」私「そうみたいですわ…」担任「そ、そうですか…解りました。可能性は、無いに等しいですけどお父さんが了解されてらっしゃるなら…」12月…兄②「ホテルに行きたいねんけど…」妻「何で?」兄②「籠って勉強する…」私「行け。飯はお前が、朝昼晩運べ!」(この時、90%合格の確信が出た) 年明け3週間後、帰って来た。私「よ~勉強出来たやろ!(笑)」兄②「うん…」(めっちゃすっきりした顔しとるやないか…)で、センター試験。709点。私「お~~!100点以上上げたやないか!凄いな!お前は、やる奴や!二次は鳥取大学で2月24日、25日やな!仕事休んでワシが前の日から連れてったる!雪になったらかなんからな!(この7年前は、今と違って84日休み無し!とかの超過密やった)」兄②「ホンマに?」私「行ってもワシは鳥取で飲んでるけどな!笑っ」
先日、高松でこの話を彼女の前でしていた。ワシはワシの親ぶりを『これでもか!』と、言わんばかりに笑っ🤣 兄②「そうそう…年末に家では絶対に勉強したくなかったからな!お父さん、呑んで毎晩絡まれたら勉強出来んからな!」私「でぇ~~💦」
0コメント