丹波通信1245 一つだけ受かったら良いのやから…

 ごく、タマに娘にメールします。ラインじゃあ無いんですね。高3の時に「ラインしようか…」 娘「家族とライン?家族とはラインしない…」と、訳の解らん拒否をされたので…(..) 兄①兄②とはラインですよ…。私「美味しい物を送ったからな…。それと・・・大学は一つだけ受かったら…それが、何処であっても行かせてやるんやから気楽にやれよ」と先日は送りました。

 娘には決してプレッシャーを与える様な事は言いません。模試が予備校から返って来たら、どんな成績であっても「よく頑張ってるな~。化学がかなり上がってきたな、英語は相変わらず安定してるし…」とか…。予備校の出退票も毎月、成績表と共に送られます。日曜日以外は9時半に予備校に入館して22時半に退館しています。そこでメールします。「予備校の出退票届いた。毎日よく頑張ってるな!ユックリしなさい」

 懇談は年に三回あります。1年目は会うのを嫌がってる節がありました。会っても私の顔を直視しない…。2年目…久しぶり…みたいな少し照れくさそうな表情でした。話しかけると、恥ずかしそうにポツリポツリと返す感じです。3年目の今年…ニキビはまだ活火山ですが少しホッソリして綺麗になってるから遠目には娘…とは解らなかった(笑)目が合った時に、微かにニッコリしてました。こんな表情は初めてです。

 肩を抱いても嫌がりません。外の往来です。「よく頑張ってるな」 娘はニコッとするだけで無言です。そうして往復8時間以上かけて来たというのに20分ダケの懇談です。担当の先生(専務)、娘、私、妻の4人です。担当の先生「ウチでもランさんは今年は大丈夫だと思ってます」 私「ありがとうございます。娘の成績も結構上がって来ました。娘は3兄弟で一番根性ありますから…」 「万が一落ちたらどうする?もう1年お世話になるか?(笑)」 娘「もういいです。その時は薬学部でいいです」 担当の先生「お父さん、その時はその時に考えましょう。気持ちも変わるかも知れませんから…」

 その夜23:00すぎ、娘からメールが・・・「今日は、遠い所まで、ありがとうございました」

丹波通信

中嶋祥人の丹波通信 トップセールスマンの歯に衣着せぬ物言いで人気のコラムをHPでも発信中

0コメント

  • 1000 / 1000