丹波通信1230　兄①の現在

　兄①…里駆は京都府福知山市の中高６年一貫の私立校の特進クラスを出て現役で近畿大学医学部に入学しました。現役で受験したのは…学校推薦の金沢大学と岐阜大学。私立は大阪府内の２大学の前期、後期。後期で私立医学部第１志望の医大の補欠までは行きましたが、最終的には回って来なかったんです。前期の補欠は結構回って来ますが後期は殆ど回りません。

　顔面蒼白の里駆を見たのは18年間で初めてでした。そこで、「今からでも申込出来る大学を探して！」と、妻に泣きついて滑り込みで申込したのが近大医学部だったのです。で、選択肢に無かったから肩の力が抜けていたからか、受験生1072人中合格者11名の97.5倍を突破したんです。処が…本人は元々、近大医学部は気持ちの中には無かったから、入学金支払期日の４時ギリギリまで「行かない！浪人して再チャレンジする！」と言うていたんです。最終的には私の執拗な説得で、しぶしぶ入学しました。

　近大医学部に入学した里駆の感想です。「侮ってました…(..)　やっぱり医学部はメチャ賢い人ばっかりで、落ちこぼれそう…(..)」でした。里駆は福知山市の私立中学に入学した時も言ってました。「回りは賢い人ばっかりで…ついて行けないから辞めたい」と、入学直後の5月の合宿の試験漬けから帰宅して泣き言を言ってました。しかし、高校卒業は主席で卒業した…と言うてます。これは、ちと誇張が入ってると思います。5位以内は確実ですが…。

　で、現在大学5年生で、毎月毎月試験漬けで「受験勉強より大変な毎日です」という里駆。先日の『総合試験』は…120人中11位と15位でした。本人曰く「主席で卒業しますよ！」中学～高校の６年間、殆ど親子の会話も無く私を忌み嫌っている節もあった里駆。今では敬語です(笑)　彼は賢いので(笑)大学生になってから、私を大事にしていたら『打出の小槌』　だ…と言う事が解ったみたいです(笑)　今はラインでも「お父様…」ですわ(笑)