丹波通信1159 退職金
10年前に西宮のお客様が定年退職されました。大企業の方で退職金は、なんと3000万円もありました。昨今、3000万円もある方は居ませんね。で、連絡頂き相談されました。「退職金が3000万円ありましてね…。私には運用の知識が無いから全て中嶋さんに任すから提案してください」と。私「ありがとうございます。では…」と言う事でご提案しますと…。お客様「解りました。私は、中嶋さんを不動産時代から信頼してますから全部預けます。よろしくお願いします」 私「Tさんありがとうございます。しかし、わたしには3分の1から、2分の1ダケにしてください」
Tさん「何でですか?」 私「私は、常々『リスクは分散しましょう』って言ってますよね。資産は不動産・預貯金・投資に別けた方が良いと思います。Tさんは不動産はお持ちですから、私がお預かりする他は銀行で定期預金と、証券会社で『元本保証の』投資信託に別けましょう。処で…Tさんは証券会社との取引はありますか?」 Tさん「私は全くそう言った処は知らないのです」 私「では、私の取引のあるA証券会社をご紹介します」
と言ってTさんにA証券会社をご紹介して、A証券会社に1000万円、銀行で定期預金を1000万円。私は1000万円お預かりしました。Tさんは大変感動して下さいました。Tさん「私は中嶋さんに3000万円を預ける…って言ったのにアナタは断った…。そうして資産の分散を勧めた…。前々からズッと思っていましたが本当にアナタは正直な方だ…」
話はここで終わると思っていました。処が…。その後、Tさんは定年退職された会社の方を次から次にご紹介して下さったのです(^^)。Tさんは事あるごとに、今回の事を説明して下さって「ソニー生命には素晴らしいライフプランナーが居てね…」と言って回って下さったそうです。やはり、営業マンは私のモットーの『嘘はつかない、正直であれ』やと痛感した出来事ですね。もうTさんも70歳か~(^^)
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