丹波通信1103 出身高校への合格体験記兄②
私は勉強が大嫌いでした。勉強をしない言い訳を探しては逃げていました。高校に入ってから学校生活、家庭事情、成績全てがうまくいかず何もやる気が起きず、周り全てが敵だと思っていました。学校も嫌いでした。しかし、高2の3学期に初めてセンター模試を受け、もう逃げられないことがやっとわかりました。その頃、担任に「みんなが勉強を好きでやってるわけではない。嫌いなら修行だと思ってやれ。」と言われ、取り敢えず受験勉強に手をつけ始めました。高1、2と塾に通っていましたが、本気で開始したのは高3の5月でした。
ある先生が「好き嫌いは知識量だ」と言っていました。オタクと呼ばれる人種は初めは普通の人ですが、あるものに興味を持ち、少し調べていくうちに好きになります。すると、もっと知りたくなり、より深く調べ、もっともっと好きになっていきます。そしていつしかオタクになっているのです。好きになってしまえば知識の吸収力は増加します。私は受験勉強に取り組むうちに勉強が好きになりました。もし勉強が嫌いな人がいたら、その人はまだ学問に深く触れていなく、知識量が少ないのです。取り敢えず修行だと思いましょう。
夏休みが終わると私の成績は上がっており、無理だと思っていたこの学科を第一志望に変更しました。そのときでも判定はEだったと思います。その後成績は上がっていきましたがCやDでした。センターが終わり判定はDでしたが、諦めずに二次で挽回しました。D判定になってしまった一番の原因はケアレスミスです。ケアレスミスなどと言うと軽く聞こえますがセンターでは0点か約4点です。模試で甘く見ていると本番でも同じような間違いをしますので注意してください。私は高2までは授業中に寝ることもありましたが、高3ではかなり真面目に授業を受けるようになりました。そこで初めて知ったのは学校の授業の大切さです。学校の授業なんて云々と言うのは授業をしっかり受けていない人のセリフです。授業を大切にしてください。
私はすぐに物事を悲観的に考えてしまうのですが、そんな私が精神面で取り組んでいたのは想像です。ただ夢見るのではなく、具体的に強く想像しました。つまり、志望校に合格したら〈あれをやりたい〉ではなく、〈あれをやってる自分〉を想像しました。例えば、先生に合格を報告する自分、そしてそれに対する先生の反応を想像しました。まるで体験しているかのように想像しました。強く望むほど実現に近づくし、モチベーションも上がります。受験勉強に取り組むうちに私の性格も変わり、自分が様々な人に支えられていることを実感しました。合格できたのは先生方、学校のみんな、両親のおかげです。今では共栄は私にとってとても心が落ち着く場所で、大好きです。共栄で過ごせて本当に良かったです。ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。
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