丹波通信1104 予備校への合格体験記

 1年の時、私はある塾に行ったり、サボったりしており、受験のことはほとんど考えていなかった。当然志望校も考えていなかった。2年ではKY塾に行っていたが、どうやら授業形式が自分に合わなかったのと、自分の意識が低かったので、あまり頭に入っていなかったと思う。そして学校の授業を疎かにしていた。3年の4月末に悲惨な成績を携えて東進に来た。その頃には何度かセンター模試を受けていたので、なんとなく毎回同じ志望校を書いていたが、最終的な志望校とは異なるものだった。中学まではそうでもなかったが高校に入ってから私は勉強が酷く嫌いになったが、高3の時、学校の担任に「みんなが勉強を好きだからやっているわけではない。嫌いなら、修行だと思ってやれ。」と言われ、そう思いながら取り組むことにした。東進の渡辺先生が好き嫌いは知識量だと言っていた。オタクと呼ばれる人はあるものを知り、少し調べていくうちに好きになる。すると、もっと知りたくなり、より深く調べ、もっともっと好きになっていく。好きになってしまえば知識の呼吸力は増加する。私は今では勉強が好きかは分からないが、嫌いではない。もし勉強が嫌いな人がいたら、その人はまだ学問に深く触れていなく、知識量が足りないのだ。取り敢えず修行だと思いましょう。東進の映像授業は一時停止や巻き戻しができるため、自分に合っていたようで、徐々に成績は上がり夏休みが開けた頃に第一志望を私が合格したところに上げた。面談で東進の先生にそのことを伝えた時、複雑な顔をされたのを覚えている。なぜならその志望校は、E判定だったからだ。10月頃にD判定になり、その後C判定もあったがDが多かった。センターが終った結果、D判定だった。

 これまでたいした判定を取っていなかったにもかかわらず、それは衝撃だった。落ちるのを確信した。だが落ち込んでいる暇などなく、先生や両親にこの点数でも合格している人はいると言われたのを頼りに、そしてA判定で合格するのが一番良いはずなのに、D判定で合格ってカッコ良くね?と、逆に考えて勉強した。

 D判定になってしまった一番の原因はケアレスミスだ。ケアレスミスなどと言うと軽く聞こえるが、センターにおいては0点か約4点、、その差は大きい。模試の答え合わせではケアレスミスこそ注意するべきだ。こんなのいつもなら解けたと軽く見ていては本番でも同じことをする。そして模試で解けなかった問題は解けるようにするのは当然だが、もし本番で解けない問題が出てもいい。本番まで頑張って来た自分が解けないならライバル達も解けていないと思いましょう。むしろ解くべき問題を確実に解きましょう。

 高3になり学校の授業を真面目に受けるようになって初めて気づいたのは授業の大切さだ。学校の授業なんて云々言っている人は授業をしっかり受けてない人だ。授業を大切にしましょう。

 私はすぐに物事を悲観的に考えてしまうが、そんな私が精神面で取り組んでいたのは引き寄せの法則だ。強く望めば実現するという一見なんの根拠もないことだが違う。宝くじを買わない人がいくら望んでも宝くじに当たるわけがない。努力しない人が望んでも意味がないのだ。そして、より具体的な方がよいらしい。私は大学に合格したらあれをやりたいではなく、大学に入ってあれをやっている人物を想像した。先生に合格報告をする自分。そしてそれに対する反応を想像した。

 私が合格できたのは先生方、両親、学校のみんな、様々な人の支えがあったからです。本当に感謝しています。ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。

丹波通信

中嶋祥人の丹波通信 トップセールスマンの歯に衣着せぬ物言いで人気のコラムをHPでも発信中

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