丹波通信1105 またまた丹波新聞に掲載されました
2000年から3人の子どもたちの” 子育て奮闘記”などをブログで発信している、ファイナンシャルプランナー、中嶋祥人(ひろひと)さん(52)=篠山市大沢。二男の兄②君が、センター試験後の「D判定」(合格率35%以下)から一転、第1志望の鳥取大学農学部共同獣医学科に合格し、「普通なら志望校を変更するところだったが、最後まで絶対あきらめてはいけないという気持ちが合格につながった」と親子で喜んでいる。(坂井謙介)
自然に囲まれて育った兄②君は幼少のころから生き物が好きだった。小学校低学年から自宅で犬を飼い始め、小動物に関心を持った。西紀小学校から京都共栄中学、高校に進学。漠然と抱いていた獣医への道だが、昨年、小学校から飼っていた犬が亡くなり、獣医への思いが一層強くなった。祥人さん流教育の「マンガからモチベーションを上げる」助言で、兄②君は「獣医ドリトル」を読んで、さらに勉強に励んでいたという。
獣医は全国でも、国公立11大学、私立5大学で計930人しか入学できない狭き門。地元から最も近い国公立の鳥取大を第1志望にした。1月中旬にセンター試験でD判定になり、「もう無理かな」と思ったが、最後まであきらめず過去出題問題集の「赤本」をメーンに受験対策し、得意の化学で挽回した。兄②君は「動物病院を開業したく、小動物の臨床研究をしたい」と話している。
長男の兄①君は昨年、約100倍の競争率を乗り越えて近畿大学医学部に合格。長女は雲雀丘学園高校(宝塚市)の「選抜特進」の特待生として合格し、医療の道を目指している。祥人さんは「大学に入って何をやりたいか考えるのは時間が無駄。何になりたいかの目標を持って進学先を選ぶことが大切」と話している。
▽1、2歳から絵本の読み聞かせ ▽3歳の時に1日10分机に向かい、1年ごとに10分延ばす ▽小学校までは昼間はよく外で遊ぶ ▽テレビは家に置かない ▽食事は外食せず、できるだけ手作り ▽子どものいるところで、親が読書したり、勉強する―などを実践してきた。
ユニークな子育てでブログの閲覧者から、子どもを勉強する気にさせる方法や、志望校、塾の相談などをよく受けるという。
中嶋さんは「子どもたちが医師を目指したり、受験に臨む姿をこれからも発信していき、少しでも子育ての参考にしていただければ」と話している。
ブログは「丹波通信」で検索。問い合わせは、中嶋さんの携帯(090・6233・3786)
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