丹波通信975 中高一貫校のデメリット
何といっても所謂『中弛み』ですね。なんせ高校受験無く6年過ごす訳ですから…。これはかなり大きいと思います。中学受験終わって「ホッ」としていますから。まして相手はまだまだ子供です。中学入ったら大学の事なんてスッカリ忘れてクラブに、友達に、恋愛に…と、子供は子供なりに忙しいんですね(^^)
で、だいたい中3~高1辺りに中弛みがある様です。
中学入学を『ゴール』と思ってしまったり…親の方も思ってしまう人が多い。中学入学で燃え尽きてしまったり。又は悲劇にも、合格して入学したものの、余りの難度についていけない…所謂 『落ちこぼれてしまう』 有名私立中学に入学した当時はほぼ全員『旧帝大』を目指しています。しかし全員行けないのが先の理由です(-.-) 不思議に思うでしょ~、春の 『週間朝日』 や 『サンデー毎日』 見て、灘・甲陽・六甲の生徒の進学先で『???』と言うのが。下手したら私より低い?
私は矢張、親の責任が大きいと思います。燃え尽きたり、落ちこぼれても困りますが、余りにも親が 「勉強しろ」 と言い過ぎたり、進路を押し付けたりは駄目ですね。殆どの子供は小学生迄は親に従順です。親が「宿題しいや」と言ったりしてもちゃんと親の言う事を聞きます。所謂、良い子ちゃんなんです。で、いつまでも親が子供に同じ調子で言ってしまう。しかし、中学でやって来る 『反抗期』 子供にとっての最も身近な反抗の対象が 『親』 ですから。
自身の思春期を思い出したら解る筈です。頭ごなしに親に言われたら、腹立ちましたよね。本などを読んでると、開業医さんが事業承継の為に子供に医師になる事を言い過ぎて駄目になる例をよくみます。そうして高校受験を経験せず6年振りの受験が大学受験。12歳から18歳迄の子供の精神を無事に見守るのは、想像以上に大変困難な事だと実感します。
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