丹波通信935 駄菓子屋

懐かしついでに…西宮の方にしか解らん話ですが、昔の西宮北口駅と言うのは東口と南口と西口がありました。現在、西宮北口の事を『西北』と殆どの方が呼びますが、地元の人間は『西北』なんて言いません。『北口』と言います(^^) 『阪急電車』を書いた有川浩さんの元にも地元の方から「西北なんて言わない!北口…と地元民は呼んでいる」 と手紙が届いたそうです。

その西宮北口東口(西か北か東か解らん様になりますが…)には通称「大きい市場」と「小さい市場」が南北に平行にあり、その真ん中辺りに子供に大人気の駄菓子屋『しもおか』 がありました。100円以上握りしめる子供は居らず大抵50円迄です。ここで10円で『あてもん』をしたり、5円の団子を買ったり1円の塩辛いせんべいを買うのです。中には1円のジュースもありました。私は四角い箱の真ん中少し下にある突起物を押したら丸いガムが出てくる『あてもん』 が大好きでした。水色のガムが出ると『当たり』 でプロ野球球団の希望のバッチが貰えて、これを野球帽に付けるのがステータスだったのです(^^) 確か『ハズレ』は、オレンジ色でした。

もぅ43年も前の事ですが、ハッキリ蘇って来ます(^^) 南口にはオデン屋が沢山軒を列ねていました。そこから東に歩くと『西宮球場』があり、野球の無い昼間には『西宮競輪』が催されていました。昼間からオデン屋で酒を飲むオッサンが沢山いました。西宮球場は、今は西宮ガーデンズ…と言う阪急のお洒落なデパートに生まれ変わりました。

このオデン屋の一帯は飲食店が20軒程ありました。他にコーヒーがメチャ旨い、高校時代よく通った「騎那羅藩」焼肉屋、フグのぼて、中華の多聞亭。そしてカレーショップの『サンボア』 この店の店主夫婦は変わり者で、学生しか入れない。気に入らない人は追い出す。カレー1杯250円。何年経っても同じ値段。私は何故か気に入られていたので、いつも超大盛りにしてくれました。高校時代、オートバイや自動車で通っていました(^^

           

丹波通信

中嶋祥人の丹波通信 トップセールスマンの歯に衣着せぬ物言いで人気のコラムをHPでも発信中

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