丹波通信731 学資保険とTさんの死

丹波通信726でご紹介したTさんとの出会いは2年前。2人目のお嬢様の学資保険のお問合せを本社にして頂きお住まいが西宮と言う事で、たまたま私が担当になりました。過去のデータを見ると最初のお嬢様の学資保険を遡る事2年前にお預かりしていました。本社から担当を任された私は速やかにお電話致しましたが、常にお留守でした。数度のお電話で漸く奥様が出て下さいましたが「保険は主人が全てしていますので伝えておきます。」と、アッサリ切られてしまいました。

結構あるんです。こんな対応される事。しかし全くご主人からの連絡は入りません。こんな事もよくあります。何故かと言うと、数年前迄は学資保険はインターネットで申込出来ていたんです。逆に言うと、現在は必ずご本人にお会いしてキッチリとご説明して、十分にご理解頂いてからしかお申込を頂かない決まりになったので『面倒くさいなぁ』と考える方が居られるのです。

数ヶ月後に、矢張どうしても申込したいと思われたTさんから私にメールが入りました。そして指定された喫茶でお会いしました。私は、一通り学資保険の説明と当社の健全性を申し上げました。私「Tさん、学資保険を考える上で一番大切な事は、少なくとも学資保険が満期になる、お嬢様が18歳迄は元気で働いて居て下さる事ですよ。しかし保険の話なので敢えて言いますが、2番目に大事な事はTさんに万一の事があった時にキチンとした保険に入っているか?と言う事です。」

Tさん「私、M金属ですから会社に出入りしているM生命に入っていますが、どうも内容に満足していません。入った頃はまだ20代だったので何も保険の事は解らず加入してしまいました。しかし最近雑誌なんかを見ていたら矢張自分の保険はオカシイ・・・。しかし邪魔くさかったんです。」口数の少ないTさんから漸く本音が聞けた様に思いました。「中嶋さん、もう少し教えて下さいませんか?」

丹波通信

中嶋祥人の丹波通信 トップセールスマンの歯に衣着せぬ物言いで人気のコラムをHPでも発信中

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