丹波通信727 Tさんの繰上返済

Tさんは大手上場会社のエリートでした。ボーナスも、この不況下でも結構ありました。奥様曰く、「主人はボーナス毎に繰上返済をしていました。」聞くと5年前に購入した、この素敵な駅ちかのマンションの住宅ローンの残債は、たったの300万円・・・との事でした。5年で頭金の1000万円を除いて3700万円を返しているんです。この度Tさんが亡くなって、所謂『団体信用生命保険』でチャラになるローンは300万円です。しかも手元にある貯金は全くない。

これを私は常々言って来たのです。「例えば2%や3%の住宅ローンの金利なら繰上返済する方が『金融商品』と割り切れば凄く良い事ですよ。定期預金した処でたかが0.03%の金利ですからね。しかし住宅ローンには『団体信用保険』がついていますから、これも一種の『保険商品』なんです。だから『爪に火を灯して』迄の繰上返済は、余りしない方が良いと思います」 と良く言って来ました。

まさに今回のTさんがこの例です。私が『机上』で考えていた事が現実・・・となってしまったのです。奥様曰く「中嶋さんから頂く、ソニー生命さんからの保険金だけなんです。ソニー生命さんと中嶋さんのお陰です。あのまま前のグループ保険にしていたら大変な処でした。お父様も同じく感想をおっしゃって下さいました。

私は初めて出会った方にも大変良く言われます。「中嶋さんって初めてお会いした時は『強面』でしたが、楽しいし、何でも聞いてくれるし、何でも本当に良く知ってはるし・・・しかも本当に楽しそうに仕事をされていますね。羨ましい。」と。私も自分でそぅ思います。ただ、この仕事の宿命は『死亡保険をお届けする事』なんです。こんな辛い事はありません。しかしこれが私の使命なんです。

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