丹波通信691　田舎で暮らす

田舎で暮らすのに都会と同じ様に新聞を取りエアコンの効いた部屋でテレビを見るのも芸が無いので、我が家は３つ共ありませんでした。新聞はタマに７㎞ 離れた市役所の支所に見に行きました。又どうしてもテレビを見たい時も支所に見に行きました。普段のニュースはラジオだけでした。だから芸能界の事は殆ど解らなくなりましたし子供達は、その存在すら知りませんでした。

普段口にする野菜は自分の畑で取れた無農薬野菜です。飲み物はお茶。タマに飲むジュースは庭で採れた柚か梅で作った手作りジュース。私のビールは勿論妻の特製地ビールです(^^)。また、BSE発覚以来我が家は牛肉を食べません。疑わしい間はワザワザ食べなくても他に幾らでも食べる物はあります。

何処に行くにも車が無いと行けないので妻にも車は必要です。買物に行くにも12㎞も走らさないといけません。ガソリン代はバカにならないし、スーパーが少ないので競争が無く物価は高いのです。意外にも田舎暮らしはお金が掛かりますね(^^;。距離が長いのでバスなんかは非常に高くて駅からログハウス迄610円もします。タクシーは5000円です(-.-)。西宮→三宮に匹敵します。子供達は学校には友達がいますが近所には居ないので兄弟で仲良く喧嘩しながら遊ぶしかないのでまるでトムとジェリー状態です。それでも友達と遊びたい時は車で送り迎えです。習い事も勿論送り迎え(^^;。

小さい頃は私が蝶々や魚の取り方を野山や川で教えて、冬は雪だるまとカマクラを作りソリを引き、それはそれは毎日楽しかったです。高学年からの塾は片道32㎞の福知山。進学したバタビアも福知山。娘の体操も福知山。しかし２年前、私がハワイで表彰されている時に60㎞以上離れた西宮の体操クラブに妻が私に相談なしに強行移籍(>_<)。若い時の田舎暮らしは大変良いものですが歳をとってからは難しくなりました。何といっても病院も遠いのです。