丹波通信612 さらばログハウス(T_T)
長い時間をすごしました。思えば1995年1月の地震で、神戸の3DKの小さな一戸建が壊れて急遽丹波に土地を購入し建設したのでした。その間に妻が懐妊した事が判明し一層大変でしたが地震で命が助かったので、それ以外の事を大変とは感じなかったし物欲と言うものが全く無くなっていました。何をするのも素直に嬉しかったです。暑い夏でした。若いビルダーは気持ちの良い若者でした。たまに本国のニュージーランドから助っ人も来ました。
そうして10月16日に完成し住民票を移転しました。17日に妻は夜遅く迄家の周辺に散らばる釘や木片を片付け、18日の早朝破水して、予定よりかなり早く兄①が誕生しました。新居はイキナリ3人の生活です。1996年の10月には、丁度年子になる兄②が29日に誕生しました。そして1999年の2月15日に初めての女の子が誕生しました。娘は産み分けして出来ました(^^)。犬も3匹。 全てミニチュアダックスフンドです。
家には最初からテレビを置かず、エアコンを付けず、水道を引かず井戸で生活しました。庭には沢山の果物の木を植えました。15年で皆かなり大きく成長しました。畑もしました。2年だけですが稲作もしました。とても美味しいお米が採れました。鎌で狩り、天日で干したんです。苺も西瓜も甘く瑞々しく、子供達は本物の味を覚えました。魚は私が明石や日本海で釣った魚を、新鮮なウチに刺身にして食べさせました。
庭のデッキでは毎週バーベキューをし、前の川でエビを採りえびせんにして食べ、釣りもしました。リビングから見える多紀連山は美しく、春から蝶々を追いかけ夏にはトンボ採り。庭には無数の蛍が乱舞します。秋には、畑から色んな作物の収穫があり、私の大事な薪ストーブで出来る焼き芋がお気に入りです。冬の積雪は半端で無くって、ソリと雪ダルマが定番でした。しかし、この春でさようなら。ありがとう。栗柄のログハウス(T_T)。これからはセカンドハウスとして大切に使わせて頂きます(^^)
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