丹波通信1064 二毛作

二毛作・・・ってご存知ですか?小学生の時には習いましたね。しかし覚えてはりますか? 都会では見る事は皆無ですね。又、西宮の北部や三田、篠山、丹波市、明石市や神戸市西区なんかでも全く見ません。もう二毛作なんか兵庫県南部では、やらないのだろうか・・・。と思っていました。そうそう・・・最近はよく姫路に行きますが、姫路や加古川でも見ないですね。

先日、加西市のお客様宅にお伺い致しました。やってました。発見しました。二毛作(^^) ちゃんと麦が育っていました。5月の下旬の話です。麦・・・と一言で言っても沢山の種類がありますね。代表的な処で、『大麦』と『小麦』ですね。二毛作で栽培するのは『小麦』です。『小麦粉』ですね。大麦はビールの原料にします(これだけでは無いでしょうが)

二毛作と言うのは稲作の裏作なんですね。6月に田植えをして、稲刈りが10月。こうしてみると、稲って・・・お米って生育早いでしょ!たかだか4ヶ月で収穫できるんです。昔は、米作りは大変でした。まず、水の確保。我田引水で揉めて喧嘩になり殺しあい・・・と言う事も決して珍しい話ではありませんでした。それから草取り。これは、畑や田んぼをヤランと本当の大変さが解らないと思います。草なんてアッと言うまに成長します。15年間のログハウスでの生活は畑仕事もしましたし、2年だけはお米も作りました。農薬を一切使用せず化学肥料も決して使わない我が家にとっては草取りが本当に大変な『仕事』でした。『作業』って言う様な生ぬるいものではありません。夏の、あの暑い中での草取りは地獄ですよ。

翻って・・・農薬を使用すると米作り程、楽な仕事も無いと思います。水の調整だけですし、これなんかは取水口を開閉するだけですからね。一般的に米作りには農薬を4回使用します。『減農薬』と高々にうたっている農家でも1~2回使用します。皆さんは、そんなお米・ご飯を口にしてる訳です。

丹波通信

中嶋祥人の丹波通信 トップセールスマンの歯に衣着せぬ物言いで人気のコラムをHPでも発信中

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