丹波通信971 中学受験は親の受験
中学受験は親の受験・・・と言われます。まぁ実感と言えば少し実感します。ウチの高校生兄①と②は中学受験をして京都府福知山市の京都共栄学園と言う私立中学に入学しました。ここは北近畿唯一の中高一貫校と言われています。そこの『バタビアコース』バタビアコースと言うのが所謂『特進クラス』なんです。
兄①も②も受験勉強は遅く、小6から始めました。都会の子供と違って田舎の子供なんて『私立中学』が、何なのかも解りませんから私が道筋を付けました。私立中学とは何なのかを説明して「お前が行きたいなら考える」と。だいぶん経ってから兄①から「私立中学に行きたい」と言って来ました。私「今から言っても私立中学に行くには学校の勉強だけでは無理やぞ!」で、篠山の 『H学園の田舎版』 の様な塾の公開テストを初めて受けさせてみました。学校では一番の兄①ですがテストの結果、私立中学は到底無理…と言うものでした。
そこから、私の中学受験が始まりました。まず考えないといけないのは阪神間の私立には中学生が通うには時間的にも体力的にも無理。で、通えるのは三田学園か、福知山市のバタビア。兄①に聞くと、「極真空手に近いバタビアに行きたい」 との事でした。で、バタビアに実績のある福知山駅前の塾に入れました。以降、主に妻が週に3回、15㎞離れた黒井駅…と言う駅への送り迎えをしました。ラストスパートの冬季講習は毎日でした。兄①もよく頑張ったし妻もよくやっていました。そうして1月。合否の手紙は兄①が小学校から帰ってから自分で開ける!と言っていたので、朝に届いていた速達を妻は決して開けず、兄①の帰宅を待って兄①自らが開いて確認したそうです。
私は仕事中でした。運転中携帯がなりました。「お父さん、理数に受かった!」私は涙が止まりませんでした。(理数…とはバタビアコースの中でも一番上のクラスの事です)
0コメント