丹波通信802 昔の丹波通信17 妻は大工
手前味噌ですが、私の家内は偉いです。決して微分ができるからではありません。毎日木を切っていると思ったら、「ヒロクン、この柱ずっと立てて持っといて。」と言って、私は15cm角の角材を持って立っているだけで、いとも簡単に2階にバルコニーを作ってしまうのです。夜になってもそのバルコニーに塗装しているのを「お母さん、寒くないんかなあ・・・」と言いながら、私は子供達と2階のコタツの中から眺めるだけなのです。2週間程、庭で木を切っていたので毎日近所の人が見に来ていたそうです。「何ができるんやろ?」とでも思っていたのでしょう。
バルコニーが完成した翌日、郵便配達のおじさんが「毎日木を切ってる思たら、こんなええの作りはったんか。うちの嫁はんもこんなん作ってくれたらええんやけど。」と言われたそうです。私も家内も「普通はあんたが作るもんや。」と思いました。今では、玄関の雨よけ兼2階のバルコニーが出来上がりです。「お布団干すのが楽になった。」と自画自賛の大喜びです。その他に1階のデッキ約20㎡、倉庫約10㎡(しかも木製のドアとサイディングもお手製)。テーブル・チェア・下足箱などは朝飯前です。家内は一応建築士なのですが、やはり才能と好きでないとできないと思います。
子供っていうのは良く見ており、ブロックで上手にいろいろなものを作ります。先日は「フランダースの犬にでてきた。」と言って、何も見ずに風車を作り驚いたのでした。「お父さん絵描いて。」「お父さんも何か作って。」と言われても、「お父さんは仕事はできるんやけど、他の事は何もできひんのや。」と逃げてしまいます。
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