丹波通信782 昔の丹波通信12号2000年3月頃(36才)

朝、兄①が山を指さし、「あのパープル何?」私「あれは藤の花や。」兄①「ああ、藤の花か。」と、妙に大人の様に納得していました。兄①は初めての子供なのでまだベビーカーの頃、特に私がよく散歩に連れていったりしていました。道すがら「タンポポ、イエローでかわいいね。」とか、「このホワイトは、ナズナ。」と立ち止まって教えたりしながら・・・。(黄色や白は自然に覚えるだろうから英語で教えました。)

夕方「これお母さんに!」と、しろつめ草を手一杯に持って帰ったそうです。「『お母さんの病気が治ります様に。』って今日は手を合わせて拝んでてん。」私「お母さんはお腹の石が無くなったら元気になるで。」兄①、兄②「???」おそらく「何で、お腹に石なんかあるんやろ。」とでも思っているのでしょう。しかし2人共やっぱり優しい子に育ってくれていると感慨深く思いました。最近特に多い子供たちの大事件、こんな事をする様な子供にはなって欲しくないですよね。

夜、妻が「あーっ、痛い。石が動いてるんやろなあ。でも、これだけ痛かってもコロコロッと出てきた石が10万円で売れるんやったら、私、我慢できるわ。」私「アコヤ貝みたいにか?」妻、(いいえて妙)ってな顔をして「そう、そう、そう。」(はっきり言って妻は守銭奴です。)「彼女も子供達の様にかわいい頃があったんやろうけど・・・。まあ、夕方の感慨は大切にしよう。」とほおづえついて心の中で思った私でした。(尿管結石でした・・・)

丹波通信

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