丹波通信712 台湾でワシも考えたⅡ
道路脇で七輪で卵を焼いて売ってるおばさんが居ました。O野さん「これ幾ら?」おばさん曰く「小さいのは鶏の卵で10圓(日本円30円)大きい方はアヒルの卵で50圓。おいしいヨ~!」私は10圓を出して鶏の卵を買いました。「儲かるんですかね?」O野さん「何言ってんの? 卵焼いてるおばちゃんが一番金持ってるって台湾人みんな言ってるよ。」私「ホンマですか!そう言えば新地で焼き芋売ってるおばちゃんは新地で何棟もビルを持ってるそうですね。」
「台湾人みんな言ってるけど、『日本人はかわいそうだ。価値観が金や出世だろう。自分達は自由だ』ってね。」
「私もここの処、日本人は『物質至上主義』で、しかも余りにも『他人との比較』を価値基準に置いている・・・と思っています。何故、他人と比較するんでしょうネ。他人の事が凄く気になる。比較しても仕方無いのに・・・。」O野さん「そうさ。台湾人に限らず世界中の奴等がそう言ってるぜ。戦後教育の間違いだね。」私「はい。戦後、『神道』を無くしてから日本人は変わったと思います。子供は親を大事にしなくなりました。他人への優しさも無くなった。」
「そうさ。中国も韓国も台湾も家族を大切にするぞ~。」私「はい。私、家族を一番に考えて来たのに最近子供達三人共、心が私から離れて行ってる様に思います。他の趣味を全て捨てた私には何も残りません。」O野さん「中嶋君でもそうかね!?だったら日本中の家族は全員その悩みを抱えてるだろう。」
老いも若きも夕方から屋台や安い食堂で賑やかにお喋りしながら旨そうに豚足などを食べています。本当の幸せってこう言う風景なんかなぁ・・・と思いました。椎名誠さんの『インドでワシも考えた』バシオール由佳利さんの『トルコで私も考えた』程では無いですが・・・『台湾でワシも考えた』(^^;。続く・・・かも知れません。
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